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なぜ、関西から?

アイヌ民族は、元来、北海道を中心に北日本に居住してきました。

このため、現在でもアイヌ民族の多くは北海道に居住しており、アイヌ民族の問題は、北海道地方における問題と捉えられがちです。

しかし、アイヌ民族は北海道だけに居住しているのではありません。たとえば、東京には多くのアイヌ民族が居住し、アイヌの民族レストランも繁盛しています。同様のことは関西でも言えます。

すでに、国際人権法でも明らかなとおり、先住民族の問題は、その国の一地方の問題ではなく、国家として取り組むべき課題です。

したがって、アイヌ民族の情報が北海道以外の地方から発信されることは、この問題の取り組みの裾野を、全国に広げる上でも意義があると考えています。

関西には、幸い国立民族学博物館といった、先住民族に関する知的基盤も存在しています。

ユカラネットは個人が運営する小さなサイトですが、アイヌ民族の問題を広く社会に問う窓口として、これからも機能してゆきたいと考えています